日合連

 

 

 

 

 

第2回「合板の日」記念式典の開催について

11月3日は、合板の祖といわれる故浅野吉次郎翁が、1907年に日本で初めて近代的なロータリーレースを開発して合板を製造した日で、NPO法人木材・合板博物館及び日本合板工業組合連合会の共同提唱で、この日を「合板の日」として制定しています。 


この制定を機に「合板の日」実行委員会(吉田繁会長)は平成26年11月4日、新木場タワーで第2回「合板の日」記念式典を開催しました。式典には、関係官庁、団体、企業等より約270人が参加しました。 


式典は、冒頭に、日合連会長井上篤博より合板製造の発展と接着剤の開発は表裏一体であること、地球温暖化防止のためには、森林の整備や炭素固定化機能を有する合板の利用促進が重要であること等について挨拶を行い、引き続きご来賓の今井敏林野庁長官及び寺崎久明東京都産業労働局農林水産部長より祝辞を頂きました。 


表彰式では、木材・合板博物館の岡野健館長が林野庁長官表彰状及び「合板の日」実行委員会感謝状を受賞された合成樹脂工業協会接着剤部会の我が国合板産業の発展に貢献した多大なご功績について紹介を行い、今井林野庁長官及び井上篤博日合連会長より表彰状及び感謝状・副賞が授与されました。授与後、同部会長の近藤邦彦氏(株式会社J-ケミカル代表取締役社長)が、受賞者代表挨拶を行いました。


講演会では、大熊幹章東京大学名誉教授より「合板に魅せられて50年」と題する記念講演が行われるとともに、第3回全国合板一枚・作品コンペ受賞者・受賞作品が同コンペ実行委員会委員長の小林大介横浜国立大学准教授より紹介されました。


懇親会は、今井林野庁長官の乾杯、ご挨拶により盛会裡に開催され、吉条良明全国木材組合連合会会長の中締めにより閉会しました。

 

 
記念式典全景①
 

記念式典全景②

 
日合連井上篤博会長の主催者代表挨拶   
   来賓挨拶を行う今井敏林野庁長 
   
 来賓挨拶を行う寺崎久明東京都産業労働局
 農林水産部長
   受賞者の功績について紹介を行う
岡野健木材・合板博物館館長
   
 今井敏林野庁長官から林野庁長官表彰状を受賞する合成樹脂工業協会接着剤部会長
 

井上篤博日合連会長から感謝状を受賞する

 合成樹脂工業協会接着剤部会会員
   
   受賞者代表挨拶を行う近藤邦彦氏 
(株式会社J-ケミカル代表取締役社長)
    記念講演を行う大熊幹章東大名誉教授
 
   
第3回全国合板一枚・作品コンペ受賞作品を
紹介する小林大介横浜国立大学准教授
 
    懇親会の冒頭挨拶・乾杯を行う
  今井林野庁長官
   
懇親会の懇談      中締めの挨拶を行う吉条良明全国木材組
 連合会会長
   
   林野庁長官表彰状
 
 「合板の日」実行委員会 感謝状

 

 

「合板の日」記念式典

林野庁長官表彰の受賞者の御紹介

≪合成樹脂工業協会 接着剤部会殿 ≫

合成樹脂工業協会接着剤部会の概要

合成樹脂工業協会:我が国の熱硬化性樹脂及びその関連工業の健全な発展を図るため、技術交流の促進や研究会の開催等の業界発展のための事業を行うことを目的として1953年に設立。熱硬化樹脂及びその関連製品に関する環境、製品安全、資源再利用、規格基準化等の課題に取り組んでいる。会長は林 茂氏。会員会社は36社。所在地は、東京都千代田区。

接着剤部会:1967年に同協会内に設置され、主に合板用のフェノール樹脂、メラミン樹脂及びユリア樹脂を対象とした活動を行っている。会員会社:アイカ工業株式会社、株式会社オーシカ、株式会社サンベーク、株式会社J-ケミカル、DIC北日本ポリマ株式会社。

 

功績内容

 

(1) 合板用の接着剤の性能および安全性の向上や規格基準化等に係る活動、及び需要予測による合板の安定的生産への貢献

 

 1907年に浅野吉次郎翁が、ニカワを接着剤として我が国で初めて合板を製造して以来、合板用の接着剤はカゼイングルーや大豆グルーが主流であったが、1950年頃からは、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の接着剤の時代となった。ところが、1960年代後半にコンクリート型枠用合板や構造用合板等の合板に係るJAS規格の大幅な改正があり、特に耐水性、耐熱性及び耐久性の高い合板が要求されるようになり、これらに適確に対応するため接着剤部会が設置された。それ以来、部会では接着剤に係る製品の性能および安全性の向上や規格基準化等の課題に取り組み、多くの成果をあげてきた。

また、2003年からは、住宅建築や輸入合板の動向を踏まえた合板の生産や需要に対応したフェノール樹脂、メラミン樹脂及びユリア樹脂の需要予測の公表を部会活動の一環として加え、それに基づき接着剤の適確な生産及び供給が行われた結果、我が国の合板製造が安定的に行われるようになった。

 

(2) ホルムアルデヒド対策への貢献

 

 2003年のホルムアルデヒドに係るJAS改正においては、耐久性予測等JAS及びJISに係る具体的な試験方法の検討・実施を行い、世界で最も厳しいと言われるF☆☆☆☆等の放散量規制のへ積極的な提言を行うと共に、大学・独立行政法人等の研究機関や住宅関連の全国団体等と連携して、フェノール樹脂合板の性能等について意見交換、情報提供を行う等、接着剤に係るホルムアルデヒド対策の策定に中心的役割を果たした。

 

(3) PRTR法への対応に係る貢献

  

接着剤メーカー各社は、合板工場で使用されるホルムアルデヒド系接着剤が、PRTR(*)届出対象物質とならないようホルムアルデヒド含有率の低減改良を進めてきたが、接着剤部会と日本合板工業組合連合会では、()森林総合研究所の技術アドバイスを得て合板工場における熱圧・放冷時のホルムアルデヒド排出量算出モデル式を作成し、それに基づいて調査・分析を行ったところ、合板工場における貯蔵タンクや計量槽からのホルムアルデヒドの排出が熱圧・放冷時の排出量と比べて無視しうるほど極めて小さいことを見出した。

その結果、現在、合板工場各社が使用する接着剤の多くは、「人の健康や生態系に有害なおそれのある物質」を対象とするPRTR法の適用から除外されている。

 

(*)PRTR法:「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」。

PRTR制度:人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質について、事業所からの環境(大気、水、土壌)への排出量及び廃棄物に含まれての事業所外への移動量を、事業所が自ら把握し国に届ける制度。

 

 

 

 

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